先日、個別コンサルをさせていただきました。
個別コンサルというと、
「売上を上げるために何をするか」
「集客をどうするか」
「SNSをどう改善するか」
そんな具体的なノウハウを教えてもらう場所、というイメージがあるかもしれません。
もちろん、それもやります。
でも今回のコンサルで最初に向き合ったのは、
「何をやるか」ではありませんでした。
むしろ、その前の部分。
「私は、本当はどうしたいんだろう?」
というところでした。
やることは、もう分かっている
お話を聞いていくと、
「もっと発信した方がいい」
「新しいお客様にも知ってもらわないと」
「今いるお客様にも、もっとできることがある」
ご本人の中で、やった方がいいことはちゃんと分かっていました。
つまり、
「何をしたらいいか分からない」わけではなかったんです。
分かっている。
でも、なぜか動けない。
そして動けていない自分を見て、
「これもしなきゃ」
「あれもできていない」
「もっと頑張らなきゃ」
と、さらに自分を追い込んでしまう。
こういうことって、起業していると意外と多いんですよね。
「やりたいこと」と「やらなきゃ」が混ざっていない?
そこでコンサルでは、すぐに
「じゃあ、これをやりましょう」
とは言いませんでした。
一つずつ話を聞きながら、
「それは本当にやりたいこと?」
「誰かに言われたから、“やらなきゃ”になっていない?」
「今、一番大切にしたいものは何?」
というところを整理していきました。
やりたいことがたくさんあるのは、悪いことではありません。
でも、
- 売上も上げたい。
- 新しいこともしたい。
- 人の役にも立ちたい。
- 発信もしなきゃ。
- これもやってみたい。
全部を同時に叶えようとすると、エネルギーが分散して、結局どれも動けなくなることがあります。
そんな時に必要なのは、
「もっと頑張ること」ではなく、まず決めること。
なのかもしれません。
話していると「本当に大切なこと」が見えてくる
今回とても印象的だったのが、
いろいろなお話をしている中で、あるテーマになった瞬間、ご本人の声のトーンが変わったことでした。
本人は気づいていなくても、
「この話をしている時、すごく声が明るくなりましたよ」
と第三者だから気づけることがあります。
そこからさらに話していくと、
「そういえば、私はこれがやりたくて、この仕事を始めたんだった」
と、最初の想いが見えてきました。
仕事を続けていると、
「もっと売上を」
「もっと集客を」
「もっとステップアップを」
と、“もっと先”を見たくなります。
もちろん、それも大切。
でも先を見すぎて苦しくなった時こそ、
「そもそも私は、何のためにこの仕事を始めたんだっけ?」
と原点に戻ることで、進む方向が見えてくることがあります。
集客方法を増やすことが答えとは限らない
方向性が整理できたら、ようやく具体的な集客の話へ。
ここでも大切なのは、
全部を頑張ろうとしないこと。
SNSも。
チラシも。
LINEも。
イベントも。
新規集客も。
リピーター対策も。
全部大切に見えるからこそ、
「今の課題を解決するために、一番優先順位が高いものは何か」
を決めていきます。
例えば、
「SNSをもっと頑張らなきゃ」
と思っていても、話を整理していくと、
「今はSNSより、こっちを先にやった方がいいですよ」
ということもあります。
すると、
「SNSもできてない」
「こっちもできてない」
と2つのことで自分を責めていたのが、
「今は、これだけやればいいんだ」
に変わります。
やることが増えるのではなく、減る。
これも個別コンサルの大きな役割だと思っています。
動けない時は「行動」の前に見るものがある
そしてもう一つ。
やるべきことも分かった。
優先順位も分かった。
それでも動けない時があります。
そんな時に、
「じゃあ明日から頑張りましょう!」
だけで終わらせても、また同じことを繰り返してしまいます。
だから、
「なぜ今、動けないのか?」
まで一緒に見ていきます。
仕事以外のことで気持ちがいっぱいになっているのかもしれない。
失敗するのが怖いのかもしれない。
人が集まらなかったら傷つくから、無意識に行動を止めているのかもしれない。
「ちゃんとやらなきゃ」と考えすぎて、一歩目が重たくなっているのかもしれない。
原因がそこにあるなら、
必要なのは新しい集客ノウハウではありません。
まず自分を整えることが、次の「仕事」になることもあります。
個別コンサルは「正解を渡す場所」ではない
私は、個別コンサルは
「これをやってください」
「これが正解です」
と、一方的に答えを渡す場所ではないと思っています。
もちろん、必要なところでは具体的に、
「まずこれをやりましょう」
「これは今、優先順位を下げましょう」
とはっきりお伝えします。
でも、その前に大切なのは、
その人がどんな未来を望んでいるのか。
売上を最優先したい人もいれば、
やりがいを大切にしたい人もいる。
家族との時間を守りながら働きたい人もいれば、
今は仕事に思い切りエネルギーを注ぎたい人もいる。
正解は、人によって違います。
だからこそ、その人の「本当はどうしたい?」を一緒に見つけて、
そこから、
今やること、やらないこと、優先することを決めていく。
それが個別コンサルです。
コンサルが終わった時に目指していること
今回、最初は
「あれもしなきゃ」
「これもできていない」
「頭の中が整理できない」
という状態から始まりました。
でも話していくうちに、
自分が大切にしたかったことが見えて、
今やらなくていいことが分かって、
優先する行動が絞られていきました。
最後には、
「頭の中が整理できてきました」
という言葉が。
私は、ここがすごく大切だと思っています。
コンサルを受けたから、やることが10個増えた。
ではなくて、
「今の私がやることは、これ。」
と分かって帰れること。
そして、
「やらなきゃ」ではなく、
「よし、これをやろう」
と思える状態になること。
集客方法や売上の作り方だけではなく、
動けなくなっている理由も、
仕事の優先順位も、
自分が本当にやりたいことも。
一人ではぐるぐるしてしまうことを言葉にして、一緒に整理していく。
そんな個別コンサルもしています。
もし今、
「やった方がいいことは分かっているのに、なぜか動けない」
「やりたいことが増えすぎて、何から手をつければいいか分からない」
「頑張っているのに、なんだか仕事がしんどくなってきた」
そんな状態なら、
必要なのは、さらに「やること」を増やすことではないのかもしれません。
一度立ち止まって、
「私は本当は、どうしたい?」
そこから整理してみると、次の一歩は意外とシンプルになるかもしれません。


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